ガラスの仮面

舞台を初めてみるということ。カーテンコールを初めてみるということ。(カテコと略すらしい)スタンディングした方がいいのかなんなのかわからなかったり。舞台のセットが目の前で、人の手でガラガラと動かされていくこと。生々しさが独特。目の前で生身の人間が違う人間を演じている何とも言えないあの感じ。

あの長いセリフを覚えている俳優の凄さ。でもやはり人間だから時々噛んだりする。毎回みる度に違う表情を見せてくれるのだろうなと思ったり。

私は幼い頃から、『ガラスの仮面』という漫画を読んで育った。ガラスの仮面は、演劇スポ根って感じ。何度も読んでいて今更すぎるんだけれど、そういえばこの漫画は舞台の上の演劇を描いているものなんだなと。

ずっと読んでいて何度も繰り返して内容も覚えるくらいなのに、どうして今まで舞台に足を運んだことがなかったのかひたすら不思議。

だから、舞台を観にいくきっかけをくれた『皆既食 total eclipse』に感謝。そして岡田将生くんに感謝。笑

ガラスの仮面は、主人公のマヤが演劇に対する情熱を燃やしてライバルの姫川亜弓とバトル(？)というはなし(ザックリ)

長年、完結をしないやら、発売延期やらで、いつ勝負に決着がつくのか、なんなのか！？というモヤモヤをガラスの仮面ファンは抱えているであろう、とおもう。

そんな中で、このシーン。

夢宴桜という作品の中で、台本をすり替えられて正しい物語の筋道がわからないまま舞台に出たマヤちゃんから、舞台に絶対必要なセリフを引き出すために亜弓さんがひっぱたいたところ。印象的。

実際の舞台でも、きっと、台詞が飛んでしまうことってあるとおもう。し、その場合は相手と呼吸を合わせて物語の本筋に沿ったようなセリフを言う、言わせるしかないんだろうなとおもう。

NGやカットがきかないぶん、舞台って厳しいなあと改めて思いますね